エンディングノートの書き方と無料ダウンロード集
エンディングノートとは?
エンディングノートとは、人生の終りに向けて、準備して書き残すためのツールです。「終活ノート」と呼ぶ人もいるようです。数年前より、書店にエンディングノートという書籍、文具が並ぶようになりました。また、ネット上にもエンディングノートの書式・雛形が、有料・無料で公開されています。その中身は、以下のような内容を含むものが多いようです。
- 自分史(これまでの人生を振り返った思い出など)
- 資産一覧(借金を含む)
- 介護や延命治療などについての考え、希望
- 葬儀や墓についての希望
- 遺産相続における希望、遺言書の有無
- 家族へのメッセージや友人への言葉
- 自分自身への言葉
上記の内容でもって特に注意が必要なのは、エンディングノートには法的な効力はないということです。一方、正式な遺言書(遺言公正証書や自筆遺言書)には法的効力が認めらます。しかし、だからといって、エンディングノートは必要でない、無意味だということではありません。遺言書とエンディングノートの両方を書き残した人が亡くなった後、その家族や相続人にとって、どちらの方が大切かというと、必ずしも遺言書とは限らないでしょう。場合によっては、エンディングノートの存在が、より感謝される、ありがたく思われる可能性はあります。つまり、遺言書とエンディングノートは、相互に補完する(補う)関係にあるものだと言えます。よって、できれば両方準備した方がよいと私は思っています。
そこで、ネット上に公開されている、無料でダウンロードできるエンディングノートをまとめてみました。私なりに、書式と書き方を検討して、納得できる内容のものを選びました。
- 葬儀ベストネット
全30ページ、ページ選択できる、PDF版 - 藤岡セレモニーホールみむら
全15ページ、PDF版・Word版 - 嶋田屋本店
全23ページ、家計図表あり、PDF版 - 桜下庭園樹木葬
全24ページ、解説ページあり、PDF版 - 日刊葬儀新聞
全115ページ、詳細な自分史、葬儀関係、PDF版・Word版
最初は、良さそうな書式(雛形)をプリントアウトし、鉛筆書きから始めましょう。Word版なら、デスクトップにでも保存して、下書きから始めてください。一気に全部完成させる必要はありません。しかし、追加、書換え、差し替えしながら、期限を切って一度は完成させておく必要があります。何故なら、人はいつ死ぬか、体が不自由になるか分からないからです。一度完成させた後、定期的に例えば毎年に1回、そして事ある度に見直しが必要です。何故なら、個人の考えや気持ちは変わるものであり、家族の状況も時間の経過で変化するからです。よって、「遺言書の書き方と文例」や「遺言書の効力」などを参考に遺言を作成し、エンディングノートとセットで準備して(残して)おくことをおすすめします。
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